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MEXC注文方法|現物・先物の注文種別と約定・取消の確認手順

MEXC Webの現行画面で、現物と先物の指値・成行・条件付き注文を分け、発注前、未約定、約定、取消、資金調達率の確認順を解説。日本居住者向けの注意点も公式情報と金融庁資料で確認します。

現物と先物の注文確認項目を並べた記事画像

MEXCの注文画面では、現物と先物で同じ「指値」「成行」という名前が使われます。しかし、入力項目も、注文後に確認する場所も、損失が生じる仕組みも同じではありません。

この記事では、2026年8月28日に日本から確認したMEXC Webの公開画面と公式ヘルプをもとに、注文前の確認から、未約定・一部約定・約定・取消までを整理します。確認時は日本語、ログアウト状態です。登録、ログイン、入出金、注文、ポジション操作は行っていません。

日本居住者向けの重要事項

金融庁は2024年11月28日、MEXC Globalについて、日本居住者を相手方として暗号資産交換業を行っていたとして警告しました。この記事は画面の読み方を記録するもので、MEXCでの口座開設や取引を勧めるものではありません。利用を判断する前に、金融庁の登録一覧、警告、MEXCの最新規約と地域制限を自分で確認してください。

日本から画面を確認するときの前提

MEXCの公式地域制限記事は、サービス禁止国の一覧に日本を明記していません。一方で、同じ記事は日本ではiOS・Androidアプリをダウンロードできないと案内しています。利用規約の地域制限は変更される場合があり、公開Webページが表示できることだけで、口座機能や各商品を利用できるとは判断できません。

2026年8月28日時点の確認範囲は次の通りです。

項目 確認できたこと ここから判断できないこと
Web 日本語の現物・先物公開画面をログアウト状態で表示 日本居住者の登録、本人確認、入出金、注文が許可されるか
アプリ MEXC公式記事は日本でiOS・Androidアプリをダウンロードできないと案内 既に入手したアプリの機能、今後の配布状況
法規制 金融庁がMEXC Globalへ警告 個別の利用行為に対する法的判断
画面の数値 公開価格、資金調達率、次回までの時間を観測 将来の価格、固定手数料、固定の資金調達時刻

地域、本人確認の状態、銘柄、商品によって制限が異なる場合があります。画面やヘルプが食い違う場合は、操作を進めず、日付を付けて最新の公式情報を確認してください。

現物と先物を先に分ける

現物は、取引ペアの一方を売ってもう一方を買う取引です。先物は、証拠金を使って価格変動に対するポジションを持つ契約で、現物にはない清算、資金調達料、margin mode、position modeがあります。

確認項目 現物 先物
主な対象 売買する暗号資産 先物契約のポジション
基本入力 売買方向、価格、数量または合計 オープン/クローズ、Long/Short、価格、数量
追加設定 条件付き注文のtriggerなど margin mode、position mode、レバレッジ、TP/SL
注文後 現在の注文、注文履歴、取引履歴、残高 未決済注文、ポジション、注文履歴、清算価格、資金調達料
主なリスク 価格変動、slippage、流動性、銘柄固有リスク 左記に加え、レバレッジ、清算、証拠金共有、資金調達料

先物のHedge modeは、LongとShortを同時に持てる設定です。「両建てにすれば損失を防げる」という意味ではありません。両側の注文に手数料や資金調達料が発生し、証拠金や清算のリスクも残ります。

注文前に共通で確認する7項目

注文種別を選ぶ前に、次の順番で画面を読みます。

  1. サービス条件: 地域、本人確認、アカウント、商品ごとの制限を最新の公式情報で確認する
  2. 取引ペア・契約: BTC/USDTの現物か、BTCUSDTの先物契約かを確認する
  3. 売買・ポジション方向: 現物の買い/売りか、先物のオープン/クローズとLong/Shortかを分ける
  4. 注文種別: 指値、成行、条件付き注文のどれかを確認する
  5. 入力値: 価格、数量、合計、trigger、margin modeなど、表示中の全項目を読む
  6. 最終表示: 手数料、最低数量、利用可能残高、想定清算価格など、確定前に表示される値を確認する
  7. 結果の確認先: 現在の注文、注文履歴、取引履歴、先物のポジションを開いておく

価格や数量をコピーするときは、小数点と単位も確認します。BTCの数量欄へUSDTの合計額を入れるような単位の取り違えは、注文種別を正しく選んでも防げません。

現物の注文種別

2026年8月28日の現物Web画面と公式FAQでは、指値、成行、利確/損切り、OCO、トレーリング逆指値を確認できました。

注文種別 目的 主な入力 注文後に起こりうること
指値 指定価格以下で買う、または指定価格以上で売る 価格、数量または合計 未約定、一部約定、全量約定、残量の取消
成行 現在の注文板にある価格で優先的に約定を試みる 数量または合計 複数価格での約定、slippage、一部約定、未約定部分の取消
利確/損切り trigger到達後に注文を出す trigger、注文価格、数量など 未trigger、trigger後の未約定・約定
OCO 利確側と損切り側の2条件を組み合わせる 指値価格、trigger、数量など 一方の成立時にもう一方を取り消す。約定自体は保証されない
トレーリング逆指値 市場価格の動きに追随する条件を使う 追随幅または率、数量など 条件未到達、trigger後の未約定・約定
MEXC現物画面で利確損切り、OCO、トレーリング逆指値が並ぶ注文種別メニュー
2026年8月28日のMEXC Web現物画面。日本語・ログアウト状態。注文種別の名称は画面更新により変わる場合があります。

指値注文:価格を先に決める

目的は、希望価格を決めて注文板へ注文を置くことです。

入力するのは、買い/売り、指値価格、数量または合計です。最終確認では、ペア、方向、単位、価格、数量を読み直します。現在価格から大きく離れた指値は、注文を出せても約定しない可能性があります。

注文後は「現在の注文」を確認します。注文の一部だけが約定した場合、残量は未約定のまま残ることがあります。取消を行っても、すでに約定した部分まで元に戻るとは限りません。最終結果は「注文履歴」と「取引履歴」の両方で確認します。

成行注文:価格を固定せず約定を試みる

目的は、注文板にある価格を使って、約定を優先することです。指値注文と違い、約定価格を先に固定できません。

入力は画面が求める数量または合計です。確定前に注文板の厚さ、概算の受取量、単位を確認します。流動性が浅い場合は、見えている直近価格から離れた複数の価格で約定し、slippageが大きくなることがあります。

MEXCの公式説明では、流動性が不足すると成行注文でも一部だけ約定し、残りが取り消される場合があります。「成行なら必ず表示価格で全量約定する」とは限りません。slippageと注文量の関係はPrice impactとslippageの違いで分けて解説しています。

条件付き注文:triggerと実際の注文を分ける

利確/損切り、OCO、トレーリング逆指値は、条件が成立する時点注文が約定する時点を分けて確認します。

  1. どの価格または変化幅でtriggerするか
  2. trigger後に成行または指値のどちらとして扱われるか
  3. 指値なら、実際に約定可能な価格か
  4. 数量、残高、最低注文量を満たしているか
  5. 一部約定や取消後に、もう一方の条件がどうなるか

triggerへ到達しても、指値価格に相手注文がなければ未約定になる可能性があります。OCOも「損失を必ず止める」仕組みではなく、二つの条件を連携させる注文です。

注文は「送信」で終わりではない

注文後は、画面に成功表示が出たかだけで判断せず、状態を次の順に確認します。

注文入力から現在の注文、約定または取消、履歴確認へ進む流れ

  1. 現在の注文: 未約定数量、一部約定、残量、取消可能な数量を見る
  2. 注文履歴: 注文が受付、約定、取消、拒否のどの状態になったかを見る
  3. 取引履歴: 実際に約定した価格、数量、回数、手数料を見る
  4. 残高またはポジション: 最終的な資産またはpositionの変化を確認する

通信が止まったように見える場合も、同じ注文をすぐ再送しないでください。画面表示だけが遅れ、最初の注文が受け付けられている可能性があります。現在の注文と履歴を確認してから、次の操作を判断します。

先物注文で追加される設定

先物では、注文価格と数量の前に、positionの持ち方と証拠金の範囲を確認します。

オープンとクローズ

オープンはpositionを新しく持つ、または増やす操作です。クローズは既存positionを減らす、または閉じる操作です。

反対方向のオープン注文を出すことと、既存positionをクローズすることは同じではありません。特にHedge modeではLongとShortが別々に残る可能性があるため、オープン/クローズ、方向、数量を一組で確認します。

IsolatedとCross

  • Isolated margin: 原則として、そのpositionへ割り当てた証拠金を基準に管理する
  • Cross margin: 対象範囲の利用可能証拠金をposition間で共有する

Crossは清算を必ず防ぐ設定ではありません。複数positionの損益が証拠金へ影響し、損失範囲が広がる場合があります。画面上の日本語では「分離マージン」など別の訳が使われることがあります。

One-way modeとHedge mode

  • One-way mode: 同じ契約のpositionを一つのネット方向として扱う
  • Hedge mode: 同じ契約でLongとShortを別々に持てる

MEXC公式ヘルプでは、未決済注文やpositionがある状態ではposition modeを変更できず、変更は先物ペア全体へ適用されると説明しています。注文を作る前にmodeを確認してください。

MEXC先物の指値注文パネルに分離マージン、レバレッジ、オープンとクローズが表示された画面
2026年8月28日のMEXC Web先物画面。表示中のレバレッジや価格は撮影時の観測値であり、推奨値ではありません。

レバレッジを上げると、同じ証拠金に対するposition valueと損益の変化が大きくなり、清算価格までの距離も変わります。倍率だけで決めず、position size、必要証拠金、推定清算価格、手数料を最終画面で確認します。

先物の注文種別

現行の先物Web画面と公式用語ガイドでは、指値、成行、追跡指値、トリガー、トレーリング逆指値、Post Onlyを確認できました。

注文種別 確認する条件 主な未完了・失敗
指値 価格、数量、オープン/クローズ、方向 市場が価格へ届かず未約定、一部約定
成行 数量、方向、概算、注文板 slippage、流動性不足、一部約定
追跡指値 追跡ルール、価格、数量 追跡条件、変更された指値が約定しない
トリガー trigger、trigger後の注文価格と数量 条件未到達、trigger後の指値が未約定
トレーリング逆指値 activation条件、追随幅または率 未activation、変動幅が条件へ届かない
Post Only maker注文として板へ残る価格か すぐ約定する価格なら取消または拒否

画面の注文名だけで動作を推測せず、入力欄の説明と確定前表示を読んでください。先物のTP/SLは、注文へ付ける場合と、保有positionへ設定する場合で対象数量や取消条件が異なることがあります。

先物注文の確認順

  1. 対象の先物契約を確認する
  2. position modeとmargin modeを、未決済注文・positionがない段階で確認する
  3. オープン/クローズ、Long/Short、position sizeを確認する
  4. 注文種別と、その注文に必要な価格・trigger・数量を入力する
  5. 必要証拠金、推定清算価格、手数料、TP/SLを確認する
  6. 注文後は未決済注文を確認する
  7. 約定したらpositionの方向、entry price、size、清算価格、資金調達率を確認する
  8. クローズ後はpositionだけでなく、注文履歴と取引履歴も確認する

資金調達率とカウントダウン

無期限先物では、先物価格を現物の参照価格へ近づける仕組みとして、一定の時点でLong側とShort側の間に資金調達料が発生する場合があります。MEXC公式計算ガイドの基本式は次の通りです。

funding fee = funding rate × position value

position value = fair price × contracts × contract size

資金調達率が正ならLong側からShort側へ、負ならShort側からLong側へ支払うと説明されています。実際の対象position、計算方法、上限、精算間隔は契約ルールで確認してください。

MEXC先物ヘッダーのインデックス価格、公正価格、資金調達率とカウントダウン
撮影時のインデックス価格、公正価格、資金調達率、カウントダウン。数値と次回までの時間は変動するため、固定値として使わないでください。

資金調達料は、レバレッジ倍率を掛けた証拠金だけでなく、position valueを基準に考えます。また、画面のカウントダウンがゼロになる前にpositionを閉じれば常に得になる、という単純なものではありません。売買手数料、slippage、価格変動、再エントリーの条件が別にあります。

注文が通らない・約定しないときの確認表

症状から設定を変えるのではなく、現在の注文と履歴を先に確認します。

症状 主な確認先 次に確認すること
注文ボタンを押せない 地域・本人確認・商品制限、利用可能残高 公式規約・support、最低注文量、単位
数量エラー 数量欄、最小数量、桁数 数量と合計の取り違え、step size
残高不足 available balance、未決済注文 他の注文で拘束中の残高、手数料分
指値が約定しない 現在の注文、注文板 市場価格と指値、残量、流動性
成行が一部だけ約定 取引履歴、注文履歴 約定価格ごとの数量、未約定部分の状態
条件付き注文が動かない trigger、参照価格の種類 条件未到達、trigger後の注文状態
Post Onlyが取り消された 注文履歴、指値 即時約定する価格になっていないか
modeを変更できない 未決済注文、position すべての対象契約で注文・positionが残っていないか
クローズ数量エラー position size、クローズ方向 対象positionと数量、mode
通信後に結果が不明 現在の注文、注文履歴、取引履歴 重複送信せず、最初の注文が受理済みか

エラー文を検索するときは、銘柄、価格、残高、注文ID、メールアドレスなどを公開投稿へそのまま載せないでください。問い合わせに記録を残す場合も、日時、現物/先物、注文種別、状態を中心にし、個人情報や認証情報は伏せます。

最後に確認するチェックリスト

  • 日本居住者向けの警告、地域制限、アプリ配布条件を最新情報で確認した
  • 現物と先物、取引ペアと先物契約を取り違えていない
  • 売買またはLong/Shortと、オープン/クローズを分けて確認した
  • 指値、成行、triggerなど、注文が成立する条件を説明できる
  • 先物ではmargin mode、position mode、レバレッジ、清算価格を確認した
  • 注文後に現在の注文、注文履歴、取引履歴、positionを確認した
  • 一部約定後の取消では、約定済みの部分が残る可能性を確認した
  • 資金調達率とカウントダウンを、その時点・その契約の表示として確認した

MEXCの画面や商品条件は更新されます。古いスクリーンショットのボタン位置を覚えるより、対象、方向、注文条件、現在の状態、最終履歴の順で読む方が、UIが変わっても確認を続けられます。

確認した一次情報