Bybit逆指値・条件付き注文|triggerと指値・成行、未約定の確認
Bybitの逆指値に相当する条件付き注文、TP/SL、OCOについて、triggerと実際の注文、指値・成行、参照価格、未約定・取消を分けて確認します。

Bybitで「逆指値」を探すと、画面や商品によって条件付き注文、利食/損切(TP/SL)、stop entryなどの名称が使われます。大切なのは名称より、triggerした後に成行注文と指値注文のどちらが出るかです。
この記事は2026年8月28日にBybit公式ヘルプと公開の現物画面を確認し、条件付き注文の読み方へ絞って更新しました。2021年の旧画面、利益や損失回避を保証する表現、紹介リンクは削除しています。
Bybitの日本向け条件と公開画面の確認範囲はBybitは日本で使える?を先に確認してください。この記事は注文の実行や設定値を勧めるものではありません。
triggerと約定は別の出来事
条件付き注文は、二段階で考えます。
- 選んだ参照価格がtriggerへ到達する
- trigger後に成行注文または指値注文が発注される
triggerへ到達しても、指値注文に相手注文がなければ未約定のままになる可能性があります。成行注文でも、流動性や価格制限により一部約定または未約定部分の取消が起こる場合があります。
| 設定 | 決めるもの | 結果として確認するもの |
|---|---|---|
| trigger price | いつ注文を発注するか | trigger済みか、未到達か |
| reference price | 何の価格で判定するか | LTP、mark、indexなど選択した基準 |
| order type | trigger後に成行か指値か | 注文板へ出た注文の種類 |
| order price | 条件付き指値の希望価格 | 未約定、一部約定、約定 |
| quantity | 対象数量 | 利用可能残高、position、約定数量 |
| time in force | 注文をどの条件で残すか | GTC、IOC、FOKなどの結果 |
条件付き成行と条件付き指値
条件付き成行
trigger後、利用可能な価格で約定を試みます。注文価格は先に固定できません。注文板が薄い、市場が急変する、価格制限にかかると、想定価格から離れる、一部だけ約定する、残量が取り消される可能性があります。
条件付き指値
trigger後、指定した価格の指値注文を出します。価格を指定できますが、triggerしただけでは約定しません。市場が指値へ届かない、または相手注文が不足すると未約定になります。
| 重視すること | 成行 | 指値 |
|---|---|---|
| trigger後の約定優先 | 高い | 相手注文と価格条件による |
| 約定価格の固定 | できない | 指値を設定する |
| 主な未完了 | 一部約定、価格制限、残量取消 | 未約定、一部約定 |
| 確認先 | 取引履歴、注文履歴 | 現在の注文、注文履歴、取引履歴 |
現物のTP/SL・OCO・条件付き注文
Bybit公式の現物TP/SLガイドは、資産の拘束タイミングが注文種別で異なると説明しています。
- TP/SL注文は、発注時点から対象資産が拘束される
- OCOは二つの条件を連携させ、一方の成立により他方を取り消す
- 条件付き注文は、trigger後に必要資産が拘束される
画面の利用可能残高が想定より少ない場合は、他の指値注文やTP/SLが資産を拘束していないか確認します。OCOも、一方の注文がtriggerまたは約定したら必ず希望価格で全量成立する、という保証ではありません。
先物のTP/SLで追加する確認
先物では、注文だけでなくpositionとの関係を確認します。
- 対象contractとposition方向
- ワンウェイかヘッジか
- openかcloseか、Reduce-Onlyか
- triggerの参照価格
- position全体か一部数量か
- trigger後の成行または指値
- margin mode、清算価格、未約定注文
ショートを新規openすることと、ロングをcloseすることは同じではありません。ポジションモードの違いはBybitの両建てとポジションモードで確認してください。
注文前の確認順
- 現物か先物か、対象pair・contractを確認する
- 買い/売り、またはopen/closeとLong/Shortを確認する
- triggerの参照価格を確認する
- trigger priceを確認する
- trigger後の成行/指値を確認する
- 指値ならorder priceを確認する
- quantity、単位、利用可能残高を確認する
- 確定前に手数料、価格制限、time in forceを確認する
- 発注後に現在の注文と注文履歴を確認する
- 約定した場合は取引履歴と残高またはpositionを確認する
動かない・約定しないとき
| 症状 | 最初の確認 | 次の確認 |
|---|---|---|
| triggerしない | reference price、trigger price | 市場が条件へ到達したか |
| triggerしたが未約定 | 注文履歴、現在の注文 | 指値と市場価格、流動性 |
| 一部だけ約定 | 取引履歴、残量 | 残量のstatus、価格制限 |
| 注文が取り消された | 注文履歴 | IOC/FOK、Post Only、価格制限、残高 |
| 残高不足 | 利用可能残高 | 他の注文による拘束、手数料 |
| positionが増えた | open/close、Reduce-Only | position modeと方向 |
| 結果が分からない | 現在の注文、注文履歴 | 取引履歴、残高、position |
通信後に画面が止まっても、同じ注文をすぐ再送しないでください。最初の注文が受け付けられ、表示だけ遅れている可能性があります。
最終チェック
- triggerと約定を分けて考えた
- 参照価格とtrigger priceを確認した
- trigger後が成行か指値か確認した
- 指値の場合、未約定になる可能性を確認した
- quantity、単位、残高、拘束中の注文を確認した
- 注文後の現在の注文、注文履歴、取引履歴を確認した
- TP/SLが損失を必ず限定する保証ではないと理解した
注文量と約定価格のずれはPrice impactとslippageの違い、手数料の分類はBybitの手数料一覧で確認できます。
確認した一次情報
- Bybit: 注文種別確認日: 2026/8/28
- Bybit: 現物の利食・損切確認日: 2026/8/28
- Bybit: 注文約定と強制決済FAQ確認日: 2026/8/28
- Bybit: 現物取引ルール確認日: 2026/8/28



